主要登場人物紹介
   
 
   
   
 
※人名の文字色は黄色が架空のオリキャラ、緑色が実在の人物を表します
   
   
   
 
( りゅう )
  筑紫に流れ着いた異国人(宋の商人・楊孫徳の証言により東南アジア系と目される)。
盗みの疑いをかけられ、袋叩きに遭っていたところを京の商人の玄武に救われ、以後その下で働くようになるが、鬼神の如き風貌とは裏腹に性格は極めて温厚、且つ種々に秀でた才能を現し、やがては玄武からも一目置かれることに。

◇第1章-1「西の果ての漂流者」1 が初出。
 
 
玄武( げんぶ )
  京の商人。かつては北面に仕えた侍で小松殿・平重盛とも旧知の仲にあったが、さる経緯から武士の身分を捨て、市井に生きるようになった。
ひょんなことから引き取った竜が、平家の御曹司・重衡の命を救ったことが縁で、思いがけず時の実力者・平清盛との対面が叶い、その商才を高く評価した清盛の信任を得て、平家の御用商人を務める傍ら、摂津福原の造営にも携わるようになる。
◇第1章-1「西の果ての漂流者」1 が初出。
 
 
平重衡( たいらの・しげひら )
  平清盛の五男。正妻時子を母とする同母兄弟 宗盛・知盛・徳子の末弟。
末っ子気質によるものか、何においても自由奔放な性格で、異国人の竜に対しても、奇異の目で見られ続けて来たその風体にとらわれることなく、唯一無二の友として慕うようになる。しかし、時を経て、平家の公達としての道を進むにつれ、両者の考えは食い違いを見せるようになり、二人の関係にも溝が生じることに。
◇第1章-2「龍王の住む宮」1 が初出。
 
 
( あかね ) / 平徳子( たいらの・のりこ )
  平清盛の娘で、重衡の同母姉。
平家一門の掌中の玉ともいうべき姫君だが、父親ゆずりの好奇心旺盛な快活さを持つ。重衡同様、竜に対して親愛の情を示し、やがてはそれが恋心へと変って行くが、あえてその想いを固く胸に封印し、政略の具として高倉天皇の許に入内。
◇第1章-2「龍王の住む宮」3 が初出。
 
 
遮那王( しゃなおう ) / 源義経( みなもとの・よしつね )
  平治の乱で非業の死を遂げた源義朝の末子。
敗者の遺児ながら僧籍に下ることを条件に助命されるも、15歳の春にその鞍馬寺より出奔し、奥州平泉に下る金売り商人・吉次の隊商の後を追って東下。その旅の途に竜と出会い、図らずも危急を救われるなどして次第に竜に傾倒して行く。しかし、同時にその背後に見え隠れする重衡の影を敏感に察して、少年らしい独占欲に悩まされるようにもなる。
◇第1章-5「青龍の招く宿縁」3 が初出。
 
 
鬼若( おにわか ) / 武蔵房弁慶( むさしぼう・べんけい )
  元は比叡山延暦寺の修行僧だったが、出奔の果てに京の市中を徘徊して、目ぼしい公家や武士から立て続けに太刀を奪うという騒動を起こす。遮那王にも太刀を目当てに決闘を挑むが逆に打ちのめされ、以後は一の家来として仕えるようになり、奥州下向に際しても共に付き従う。
◇第1章-5「青龍の招く宿縁」3 が初出。
 
 
 
 
玄武周辺の人々
 
桔梗( ききょう )
  玄武の配下の紅一点、筑紫の宿を切り盛りする。元は京の出身らしいがその過去は不明。
常に姉のような親身さで竜に接するが、その心情は母性愛によるものか、はたまた…?
◇第1章-1「西の果ての漂流者」4 が初出。
 
 
弥太( やた )
  玄武の番頭格の配下。
若い割には頭が固く、融通のきかないところもあるが、根は面倒見の良いお人好し。
何かと気働きも利き、竜にとってもそれなりに(?)頼りがいのある兄貴分。
◇第1章-1「西の果ての漂流者」2 が初出。
 
 
伝六( でんろく )
  玄武の配下。
仲間内で一番年下ということもあり、少々無手法でお調子者のきらいがあるが、その実、意外と小心者。共に行動することの多い竜に対して何かと兄貴風を吹かせるものの、悲しいかな、傍目にはどう見ても完全な弟分キャラ(笑)。
◇第1章-1「西の果ての漂流者」2 が初出。
 
 
寿老( じゅろう )
  玄武の配下。と言っても、すでに一線からは身を引き、気ままな暮らしを楽しんでいるが、何かの時には思わぬ助言をすることも。酒をこよなく愛する自由人。
◇第1章-1「西の果ての漂流者」4 が初出。
 
 
吉次宗高( きちじ・むねたか )
  奥州と京を往来する金売り商人。元は玄武と同じく侍の出で親友だったらしく、在京中は玄武の三条の宿にも頻繁に出没し、時に竜達を荷運びに借り出すことも。
竜を奥州へと導くキーマン。
◇第1章-3「京に集う者の横顔」2 が初出。
 
 
文覚( もんがく )
  高雄・神護寺の僧。元は玄武らと共に北面の武士であったがある惨事を機に出家。
竜の非凡な才をいち早く見抜いてその危険性を警告したり、平家の滅亡を予言したりと、その言動はいつも玄武を混乱に陥れるが、それも人並みはずれた洞察力の賜物か、それとも単なるペテンか…?
◇第1章-4「修羅の門」1 が初出。
 
 
 
 
筑紫・西国の人々
 
楊孫徳( やん・そんとく )
  宋人の豪商。玄武とは商いを通じて長年にわたりよしみを交わす。
竜が目利きの素養を開花させるきっかけを作った恩人でもある。
◇第1章-1「西の果ての漂流者」1 が初出。
 
 
張梁( ちょうりょう )
  宋人の船乗り。楊孫徳の信頼を得てその唐船を操る棟梁で、竜とは互いを認め合う仲。
◇第2章-2「消えぬ残影」1 が初出。
 
 
天趙( てんちょう )
  宋人。
楊孫徳の右腕として店を差配する傍ら、竜に商人としての見識や立ち居振る舞いなどを仕込む。
◇第2章-2「消えぬ残影」2 が初出。
 
 
隼人( はやと )
  楊孫徳の渡宋に船子として随行。短気で喧嘩早い性格が災いして周囲から総すかんをくらい、大嵐に見舞われた最中、生贄と称して荒れ狂う海に投げ込まれる。竜によって辛くも一命を取り留め西海のとある島に流れ着き、ひと夏の間、奇妙な共同生活を送ることとなる。
何かと竜を敵視するその心の底にある真実とは…?
◇第2章-5「波涛を越ゆ」2 が初出。
 
 
佐古( さこ )
  竜が流れ着いた島に住む巫(かんなぎ)の老婆。
自らに課された宿命に苦悩する竜に、時に厳しく、時に優しく助言を施す知恵者。
◇第2章-7「最果ての島」1 が初出。
 
 
源 匡( みなもとの・ただす )
  竜が流れ着いた島の長。
初めはよそ者の竜や隼人を敵視して拒むが、佐古の一喝もあって次第に心を通わせるようになる。
◇第2章-7「最果ての島」1 が初出。
 
 
沙希( さき )
  匡の妹。
何かと竜や大怪我を負った隼人の世話を焼く心優しい娘。
◇第2章-7「最果ての島」2 が初出。
 
 
 
 
平家の人々(実在)
 
平清盛( たいらの・きよもり )
  平家一門の総帥。旧態依然の公家社会にあって、先見の明を持った進歩人。
宋との交易の利にもいち早く目をつけ、摂津福原に一大貿易都市の建設を目論む。
◇第1章-2「龍王の住む宮」2 が初出。
 
 
平重盛( たいらの・しげもり )
  平清盛の嫡男、重衡の異母兄。
清盛の後継者として人望も厚く、奔放な父と違い、公家の秩序を重んじる堅実派。それゆえに、時に清盛や時忠らと対立することも。
玄武とは北面に仕えた若き日に互いを認め合った好敵手でもあった。
◇第1章-2「龍王の住む宮」3 が初出。
 
 
平維盛( たいらの・これもり )
  重盛の嫡男。
幼少の頃より次代を担う嫡流としての期待を集める美貌の貴公子。が、一方で自らの度量の程を思い苦悩する器用貧乏さも。一歳違いの重衡には、何かと比べられて少々煙たい存在でもある。
◇第1章-7「合わせ鏡の悲哀」2 が初出。
 
 
平宗盛( たいらの・むねもり )
  清盛の三男。重衡らの同母兄。
正妻腹の長子として何かと優遇されて育ったためか、少々我が儘な所もあり、時に重衡に無理難題を突きつける。
◇第1章-2「龍王の住む宮」4 が初出。
 
 
平知盛( たいらの・とももり )
  清盛の四男。重衡らの同母兄。
文武両道に優れた常識人。誰よりも父清盛を崇敬し、異論を唱えた重衡にもすかさず一喝を加える生真面目さが身上?
◇第1章-2「龍王の住む宮」4 が初出。
 
 
平時忠( たいらの・ときただ )
  平清盛の義弟。姉の時子は重衡や徳子らの母。
異母妹の滋子が天皇の生母であることと義兄・清盛の威光を頼りに、いずれは政界を牛耳る野望も抱く?
◇第1章-2「龍王の住む宮」3 が初出。
 
 
建春門院 平滋子( けんしゅんもんいん・たいらの・しげこ )
  後白河院第一の寵妃にして今上・高倉天皇の生母。時忠や清盛の正室時子の異母妹に当たる。
甥の重衡には良き理解者であるが、その心には過去の悲しい恋の傷を隠し持つ。
◇第1章-3「京に集う者の横顔」3 が初出。
 
 
 
 
その他の京の人々
 
藤原邦綱( ふじわらの・くにつな )
  親平家派の公卿で、平家一門にとっては宮廷におけるフィクサー(調停役)的重要人物。
◇第2章-1「迷い矢」1 が初出。
 
 
藤原隆房( ふじわらの・たかふさ )
  清盛の娘婿。重衡には同僚であり悪友(?)。
◇第2章-6「乱調」1 が初出。
 
 
 
 
木曽の人々
 
木曽次郎源義仲( きそ・じろう・みなもとの・よしなか )
  清和源氏の末裔。義経らとは従兄弟に当たる。
源氏の凋落に憤り、いつの日か木曽を出て京に上る大望を抱く野心家は、毘沙門天の託宣を受け、竜を天下をもたらす青龍の化身と信じ、我がものにしようと企む。
◇第3章-4「悪夢」2 が初出。
 
 
今井四郎兼平( いまいの・しろう・かねひら )
  義仲の乳兄弟であり郎党。主人一筋の忠臣。
◇第3章-4「悪夢」2 が初出。
 
 
樋口次郎兼光( ひぐちの・じろう・かねみつ )
  兼平・巴らの兄で、同じく義仲に仕える郎党。
◇第3章-5「北国の勇将」1 が初出。
 
 
( ともえ )
  兼平・兼光らの妹。
義仲の妻妾であり、また義仲が兼平と共に最も信頼する凄腕の女武者でもある。手ずから血にまみれた重傷の竜を手当てしたり、聞き分けのない遮那王を一喝したりと気丈な面を見せる一方で、人知れず初音への嫉妬に苦しむ情の人でもある。
◇第3章-5「北国の勇将」1 が初出。
 
 
初音( はつね )
  義仲の妻妾。嫡男・義高の生母。
◇第3章-7「それぞれの想い」2 が初出。
 
 
   
   
   
  ( 2006 / 03 / 25 )
   
   
 
   
 
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